とある編集長の戯言

はじめましてみなさん

はてなのみなさん、はじめまして。私はとある大手出版社に勤める編集長です。

このご時勢に不思議なもので、紙媒体の仕事をやっておりますとインターネットとやらに触れてはいけないような雰囲気があるわけです(笑)

出版界からすると紙とインターネットは相反するものとして捉えられているんですね。インターネットが商業化されてから10年以上経ってもまだそのような認識を持っているわけです。

私はそれは間違っていると思っている。ブログにしても雑誌にしても「文章を世に出す」という意味合いでは全く同じ出版なんですね。publishなんですよ。その材質がデジタルデータか繊維かの違いだけしか無いのです。

私が編集長になってからの2年間そのことを常に上に訴え続けてきたんだけれど、どうもあの石頭な連中は聞き入れようとしない(笑)そこで本日よりこのブログから実力行使に出たと言うわけです。

ブロガーは編集者のようなものだ

私は常々そう思っておりました。ネタを集め、文章を書き、世に出す。手段として紙媒体とネットという違いこそあれ本質は同じなのです。

みなさんご存知のGIGAZINEなどはまさにそうですね。数人のライターを束ねる社長さんはつまり編集長のようなものです。GIGAZINEチームが弊社に入って頂ければ素晴らしい雑誌が出来るんですけれども、なかなかそれは大人の事情で難しいようです。法人ですからね。

GIGAZINE殿はともかくとしてアルファーブロガーと呼ばれておる方々は類稀な編集技術をお持ちなわけで、どうかその方々の才能を紙媒体でも活かして欲しいと常々思っておりました。

そこでこのブログでは私が素晴らしいと感じておるブログを取り上げて分析し、あわよくば(笑)弊社の出版部門との協業を模索していきたいと考えております。